緑の繭が紡ぐもの

森と、絹と、いのちをまとう。

山梨と岩手の山の中で、天蚕を育て、その繭から布を織っています。
自然が生み出すやわらかな光を、あなたの暮らしの中へ。
森の宝石 ― 天蚕から生まれる光

山梨県・市川三郷町の山間に広がる自然の中で、私たちは天蚕を育てています。
葉の上で静かに繭を作るその姿には、言葉を超えた神秘があります。

かつてこの地域では、天蚕を飼い、その繭から糸を紡ぎ・・・そんな生業が暮らしの中にありました。私たちはその営みを現代に受け継ぎ、守り続けています。
気候の変化により、飼育は年々難しくなっていますが、代々受け継がれてきた天蚕の種を絶やさぬよう、大切に育てています。

黄緑色の繭は、天然の色そのもの。
糸にしても、緯糸には染色を一切施していません。繭が持つ本来の美しさが、織物の中で自然な光沢としてあらわれます。

この一枚のストールには、森の時間と、人の手と、いのちの物語が織り込まれています。
私たちの工房で丁寧に織り上げた天蚕の布をご覧ください。

▶天蚕の布を見る

私たちが大切に育てている「天蚕」。卵から成虫、そして布になるまで・・・

▶天蚕について読む

天蚕の物語

数年前より、山まゆの里染織工房の活動の岩手バージョンを創生し、天蚕を育てています。そちらでも立派な緑の繭が収穫できるようになっています。